作詞・作曲:鷲崎 健
あん時の酒は美味かったなあ ありゃお前が十二になった時
父さんこれが好きでしょと はじめて手料理つくってくれた
ビールの味も知らないくせに お一ついかがと酌をする
勿体ないからゆっくり食べた 少し焦げある焼きなすび
あん時の酒は美味かったなあ ありゃお前が十五になった時
初恋の人できたのと 子供のくせして恥ずかしそうに
どんなやつだと聞いてみたなら 俺に似てると言いやがる
昔のアルバム引っ張り出して 早いもんだと手酌酒
そん時の酒は美味えだろうなあ お前がいつか嫁ぐ時
世界で一番幸せな 花嫁見ながら飲めるなら
その日がくるまであとどれくらい お前のツマミが食えるだろう
今夜はなんだか酔っ払っちまったな 滲んで見えるよ月の宵
背中のお前を起こさぬように ゆっくり歩いた帰り道
……まあ、この曲に対し、誤植が云々言うのは野暮ですが。