『雨男』

作詞・作曲:鷲崎 健 編曲・杉浦"ラフィン"誠一郎


 
だんだん雨が激しくなって 何時間も前から座ったまんまでただ

見つめる 窓の外を 幼子が水たまりフワリ飛び込む

壊れた傘が転がってく

  

淡々と雨は憂いを増して 拾って来た猫とだまったまんまでただ

見つめる 空の色を 雨雲はなおもドロリ溶け出す

汚れた犬が屋根探す 誰かがタクシーに怒鳴ってる

  

天気予報並ぶ傘の模様 居座る低気圧

だけどお天気ボード 明日の午後のとこ

気高く輝く 並ぶ

  

晴れマーク 空に晴れ間が開く そして晴れまくる

しばらく続く 町を 乾かす

 

 

だんだん町の色はくすんで 遠く空の向こうから雷鳴すらも

聞こえる 猫とともに 温めたミルクごくり二人飲み干す

恋人たちの肩濡らす

 

じゃんじゃん雨は道を叩いて 草木に似た匂いに包まれる中

見つめる 窓を開けて 大きい雨粒パラリ顔に飛び散る

疲れた花が葉を落とす 汚れた犬が夢を見る

 

天気予報 「明日の午後にはもう 上がるでしょう」

うつるお天気ボード 番組独自の ニッコリ笑う 並ぶ

 

晴れマーク 空に晴れ間が空く そして晴れまくる

しばらく続く 町を 乾かす

 

 

さんさんと太陽は顔を出して 拾って来た猫は不思議そうな顔で

見つめる 僕の事を 幼子が水たまりやはり飛び込む

虹が僕らをまたいでく 街中の陰が黒くなる

窓から猫が飛び出して 一人の部屋に陽が注ぐ

 


A・Guiter: 玉川雄一
Bass:ロミー木ノ下
Drums: 内田稔


 
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