ポエム紹介 |
第01回 |
今日はどんな一日でしたか?
お仕事でしたか?学校でしたか?お休みですか?
外には行きましたか?おうちの中に居ましたか?
ご飯はおいしかったですか?あまり食べませんでしたか?
元気ですか?元気がないですか?
楽しかったですか?悲しかったですか?
嬉しかったですか?寂しかったですか?
喜びがありましたか?あなたの明日が素敵なものでありますように・・・。 by能登麻美子 |
第02回 |
思い描く絵には必ずあなたの姿
あふれる思いは今も胸をしめつける
心のキャンバスにはあなたの笑顔が焼きついて
私に多彩な色を与えてくれるたった一つの魔法の言葉。
好き・・・です。
言えなくて・・・切なくて・・・ためらって・・・怖くて・・・
私のパレットには勇気の色がない。
でもわたしはまだ恋の色をなくしてはいない
まだ頑張れるよね・・・。 byまるなび?ネーム さかきしん
さん
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第03回 |
生まれて24回目の秋が来た
記憶に残る秋 もう思い出せない秋
同じ季節が巡っても同じ時間は二度と来ない
その幸せに初めてふれてみたときのこと 今もよく覚えている
当たり前がそうでなくなる瞬間を
同じことが二度とない切なさを
みんなにとって あなたにとって 今は何回目の秋ですか?
それぞれの秋に幸せな時間があることを願って・・・。 by能登麻美子
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第04回 |
幸せって何だろう?
ささやかな幸せって何だろう?
いい天気だったとき 好きなもの食べているとき 疲れきった体を休めるとき
寝起きがよかったとき 懐かしい友人に出会ったとき 人のためになにかできたとき
案外近くに転がっているはずなのに
きっと気がつかないことが多すぎるのかな
一日一日一つずつ一つずつ拾っていけば
きっと毎日、幸せに感じられるはず
きっといつまでも幸せに思えるはず byまるなび?ネーム びっちー
さん |
第05回 |
いろんな人がいることを私は知らなかった
そんなこと自分は分かっているものだと思っていた
知っているつもりになっていた
わたしの喜びとあなたの喜びが違うこと
あなたの痛みとわたしの痛みが違うこと
わたしの言葉とあなたの言葉が違うこと
あなたの心とわたしの心が違うこと
わたしは知らなかった
気持ちは伝わるものとだと 重なるものだと 理解できるものだと
自分勝手に思っていた・・・・・・ by能登麻美子
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第06回 |
アスファルトのつめて岐路についた夜
だれひとりいない部屋 あふれる雨音の隙間から
紡がれてきたのは 躓いた今日を受け止めてくれる 君の声でした
飾らないで居られる時間 足りない勇気を分けてくれる時間
暖めてほしいなんて思うのは わがままなのかな
でも本当なんだ
今だけ、今だけはホッとしてるってこと
だから聞いてもいいですか?寄り添ってもいいですか?
今、今だけは君の声に・・・。 byまるなび?ネーム 激ラブプリンスアンソニー
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第07回 |
好きなものは違うね 同じものを見ていても
きっと写り方は違うのかな
大切なことも違うかもしれない 大切な部分は同じじゃなきゃ嫌だったよ
違うものを受け入れるのは怖かった 知らないふりをしていた
気づきたくなかったよ 否定するのは簡単だった
いいとか悪いとか そんなにすぐには言えないのかもね
受け入れるのは難しいね だけど素敵なことなのかな
まだまだ分からないことがたくさんあるよ
気づいてないことがたくさんある
大人ってなんだろうね by能登麻美子
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第08回 |
湯船で沈むわたし お湯が熱い 目線を水面(みなも)に移す
そして腕を伸ばし 水を握る
どうしてあんなことになってしまったのだろう
なにがいけなかったのかわからない 考えれば考えるほど分からなくなる。
堂々巡りの末 たどり着いた結論は このほてりが冷めるまで
冷却期間をおく事 衝撃が静まった頃に再検討すること
とりあえず そういうことで自分を納得させた
煮え立つ心は 抑えられないが 明日があるのだ
今日はこのあたりで終わりにするとしよう お疲れ様。 byまるなび?ネーム 少年アフロ
さん
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第09回 |
今日キンモクセイが咲いていた いい匂いがして嬉しかった
今日キンモクセイが咲いていた いつもと変わらず嬉しかった
そしていつのまにか 匂いがしなくなった
花が地面に落ちているのを初めて知った
また来年ここに咲くだろうキンモクセイも 同じようにいい匂いがして
通る人を嬉しくしたり 幸せにするかもしれない
でも 今年咲いたあのキンモクセイにはもう二度と出会えない
もう少し早く気付いていたら もっと大切に もっと細やかに
あの木を見ていたかもしれない
そういう気持ちを大切にしたいと思った by能登麻美子
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第10回 |
水の側にいると 穏やかな気持ちになる
君が海を眺めていったこと 現実の世界より 海に映った偽りに景色のほうが好きだって
それは違う 僕は海に石を投げ込んだ
偽りの世界はこんなにも脆く 簡単に壊れるものだということ
偽りの世界の身を委ねるのは 自分を捨ててしまうことに他ならない
そんなに悲しすぎる
街の灯りが役目を終え 偽りの景色が消え去ったとき そんなことを考えていた
あのときの君はもういないけど いまでも君は偽りの景色のほうが好きなのかな
だから僕はこの場所へと引き寄せられたのかな
闇のいいえが織り成す奇跡に彩られた海に
僕はまた石を投げ込んだ
水面に触れるその瞬間
僕の視線はすでに別のところに向いていた byまるなび?ネーム アトリエルーブル
さん
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第11回 |
うつむく人 まっすぐ歩いている人 笑っている人
迷っている人 かけていく人 待っている人
繋がれるって
お母さんが子供に子供に話しかける声 寄り添って歩くお年寄り
たくさんの人・人・人・・・
行き交うすべての人に降り注がれている暖かい日の光
出会えても 出会えなくても
どこかでみんなが繋がっているということ by能登麻美子
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第12回 |
空の色が いくつもの色に変わるように 今という時間は一つではない
川のせせらぎが とどまることがないように 今という時間はとどまることはない
あなたの今は楽しいですか?それともつらいですか?もしかして悲しいですか?
あなたの今が楽しいとしたら 今という時間をおもいっきり楽しんでほしい
あなたの今がつらかったり悲しいとしても いつまでも降りつづける雨はないように
それは決して永遠ではないから
もし将来 つらかったり悲しかったりする今を思い出す時がきたら
その時は 願わくば 笑っていられますように byまるなび?ネーム 塩と砂糖 さん
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第13回 |
いま喜んでいるんだね 伝わるよ わたしもとても嬉しい
いま悲しいんだね 伝わるよ わたしもどうしようもなく悲しい
体も一個一個違ってて 心も一つ一つ違う
この場所にいられる時間は決まっている
その中で出会えるのは なんて素敵なことだろう
心が繋がるのは なんて幸せなことだろう
ほんの少しでも繋がりあえないのは なんて悲しいことだろう
そのことに気が付くのが遅すぎて なくした物があったよ
大切に 大切に 決して大げさなことではなくて
自分を 相手を 時間を 出来事を 今あるすべてを大切に by能登麻美子 |
第14回 |
ぼんやり赤い色 薄い水色 明るい黄色 暗い黒色
人々の色は 綺麗に世界を色付けている
あなたは何色ですか?
明るい色ですか?暗い色ですか?穏やかな色ですか?煌びやかな色ですか?
わたしは何色だろう?
自分では見つけられない もしかしたら色がないのかな・・・不安になる
人にはさまざまな色があるはずだから 私にも色があるはずだから
誰か 私の色を教えてください byまるなび?ネーム ザミア さん |
第15回 |
初めての気持ちを覚えておくことはできないだろうか
時間を遡って
生まれでてきた時の喜びを
初めて言葉を覚えた瞬間を
体と心が震えたときを
大切な人ができたときのことを
たくさんの初めてに出会いながら 時間を重ねていく
続いていくもの 終わるもの 忘れてしまうこと 覚えていられること
初めての気持ちを大切にしながら 歳を重ねていくとはできないだろうか by能登麻美子 |
第16回 |
限りある時間 そのままで生まれて そのままで帰っていく
何が残るのか ふと思う
持っていけるものは なにもなくて 帰っていく
いつまでいられるか分からない 尊い時間の中で
伝えるあえることが ただ一番 確かなことではないだろうか by能登麻美子 |